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  • 執筆者の写真Sekishouen 庭と生活を造る

穂垣

大寒を迎え本当に寒い毎日が続いています。

今年は本当に寒いし、雪が多い。

おかげで剪定が全然できない状態です(木が切れても掃除が出来ない)。



そんな中で、14年ほど前に作った竹の穂垣の作り直し工事をしています。



壊しかけの竹垣。

透けて見える庭と曲線的な竹の穂。



胴縁を差し込むホゾ穴を空ける。

頑丈な海外製の木の柱を使ってみましたが、

案外順調に削れました。


柱を立て、穂を入れ込む作業の途中で今日までは終了。



14年前に作って、朽ちてまた作り替える。

はじめから永続的にあるものとして考えるのではなく、

自然なものはいずれ朽ちていくものという事を分かったうえでの仕事。

またこの竹垣も作り替える日が来る。


自然を支配、コントロールすることはできないという事を受け入れ、

それを仕事としてやらせてもらえるこの仕事は、

現代社会の中では特殊な仕事なのかなと思いつつ、

従来の資本主義とは違う、サスティナビリティを意識した

ポスト資本主義の考え方のひとつにも当てはまる仕事であるのかも、とか、

でも伝統的に続くものづくりであり技術であるので、

そんなことは昔の人は言われなくてもやっていたのだよな、とも思ったり。


もちろんお客様の希望や状況によって人口竹をつかう場合もあるし、

柱だけアルミにするということもしたりします。


その時々で最善な作業をさせてもらう事を考えながら、

謙虚に仕事することが大事だなと思いました。

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